【真啓堂　龍宮への扉】手相占い・タロットカードで貴方の運勢を鑑定します！

二十代の頃～
私が“瞑想”を初めて知った…。


それまで“瞑想”とは無縁の生活を送っていた私…
その時は、めんどくさいのと、少しばかりの好奇心が入り交じった心境でした。

その日の正午に道場に出向きました。
そこには、その道を目指す人達が百人余り集まっていました…
その中で、私は最年少、そして初心者

そこにいた人達は口々に、君は前の方に行きなさいと…
有り難いお言葉…
先導して下さるマスターの一番近くの“アリナー席”。

参加者全員、場所を確保し静かにマスターを待ちます。
しばらくして、マスターが登場され、姿勢（座り方）から始まり、
瞑想に対する心構えを、そして瞑想が始まりました…。

その時のテーマは、

“火焼三昧我入観”

～マスターが静かな口調で誘います…
水をうった様な静寂に包まれた道場の中で
百人余りの人々のエネルギーが渦巻きます…

…どれだけ時間が経過したでしょう。

マスターの先導する声で我に帰り、瞑想を終えました…。
すると買ったばかりの腕時計のベルトのピンが外れ、腕時計が落ちていました…。
ド素人の私は、腕時計を外す事さえ、分からない愚か者だったのです

…しかし、生まれてから味わった事の無い“境地”が其処には在りました。
…それからが、私の苦悩の始まりでした。

その日から瞑想を実践する様に心掛けましたが、私の中の“希望”がソレを阻みました…。
あの時の境地を味わいたい希望が…
何度、何度も邪魔しました。

そして、程無くして行った浜松に在る古神道の道場での修行でも、
その状況が続く日々…

瞑想が起こりません

…そんな時、“断食行”の最終日。
全てを諦め、放棄した時、ソレが起こりました…。
肉体的にも精神的にも諦めた時に、安らぎ～安心立命〜が起こりました…。

行を終え、マスターにごあいさつに行くと…
私の顔を見たマスターが

「お前、今日、何を観た！」

と、仰って頂きましたが、笑う事だけでした…。

「“今” 瞑想の事を伝えると瞑想をすると何かが変わりますか？」

とか、

「理屈！？ではわかります」

とか…

「やはり瞑想ですね！」

とか言う人達がいますが？実践せずに、その質問だけをするうちは…

一生 変わらないと思います

安らぎを貴方に…

アーメン


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