【真啓堂　龍宮への扉】手相占い・タロットカードで貴方の運勢を鑑定します！

双六くんが、久しぶりに訪ねて来ました…。
其処で先週末の出来事を話してくれました…。

双六くんが、夕方、宜野湾市のトロピカルビーチで
一人ぼっちで黄昏ていると…

ヘルメットを被り、自転車に乗った、青い眼の若者が二人近づいてきて…

「チョットイイデスカ？」

…黄昏を邪魔された双六くんは、少し面倒くさかった様ですが、応対すると、

若者が

「アナタハ　カミヲ　シンジマスカ？」


と、一般的にはあまり聞かないフレーズを投げ掛けてきた。
しかし、俄然、興味が湧いてきた双六くん！

…すかさず、

「勿論！」

と答え、海を指さし、空を指さし、太陽を指さしながら、

「ホラ、そこら中に神が居る！」


と若者達に言うと、二人は怪訝そうな顔して、
彼等の“神”の話を双六くんに“説明”しました…

双六くんも負けじと“持論”を展開…

双方、相容れる事無く…
時間は過ぎ…
青い眼の若者は、双六くんを哀れむ様に…
ブルーの瞳で見つめながら、

「アリガトウ」

と言って去って行きました。
その時、双六くんは何かに勝った様な気分に成った様です。
そして、“達成感”に浸りながら帰路につくと…、
先程の若者二人が、自動販売機の横で憔悴しきった表情でドリンクを飲んでいたので
手を降りながら…

「good lack」

と満面な笑みを送ると…
首をすくめ、手を広げながら…

「オーマイ　ガット！？」

と言ったとか、言わないとか…

一神教の狩猟民族と多神教の農耕民族では…
“神”では、絆は結べ無かったと言う…

世捨て人双六くんのエピソードでした。

草々


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